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THKがコンセプトEV、ボールねじやガイド機構を応用 - ITpro

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 機械部品メーカーのTHKは、「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー、JMS 2023)」(一般公開:2023年10月28日~11月5日、東京ビッグサイト)で4人乗り電気自動車(EV)の試作品を初出展した。名称は「LSR-05」。実際に走行できる4WS(4 Wheel Steering)の車両で、同社がEV向けの機械部品を開発する際に、技術検証用の車両として活用する。

電気自動車「LSR-05」

電気自動車「LSR-05」

全長4995×全幅1965×全高1530mm。(写真:日経クロステック)

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 同社が得意とするボールねじ機構やガイド機構、免振技術などを、EV向けの機械部品に応用した。説明会で、同社代表取締役社長の寺町彰博氏は「技術検証だけでなく、将来のモビリティーの在り方を提案するもの」と意義を説明した。

 同社が開発した可変磁束型インホイールモーターで後輪を駆動する。タイヤの回転軸方向に伸縮するボールねじ機構が組み込まれており、「同モーターのコイルと磁石の位置関係を変化させることで、低速走行時の高トルクと高速走行時の高回転を両立した」(同社ブースの説明員)。また、円弧運動が得られる同社製のガイド機構を使って同モーターを支持することで、後輪の操舵(そうだ)を可能にしている。

可変磁束型インホイールモーター

可変磁束型インホイールモーター

出力は1基当たり93kW。(写真:日経クロステック)

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