応用情報技術者試験の申し込み
応用情報技術者試験の申し込みは、情報処理推進機構(IPA)の試験情報サイトから、インターネット申し込みにより手続きを行います。
情報処理技術者試験の試験実施時期は、春期と秋期の年2回実施されています。上位試験の場合は、春期または秋期のいずれか1回の場合もありますが、応用情報技術者試験は、春期と秋期ともに開催されますので年2回受験することができます。これまで、春期は4月、秋期は10月に実施されています。春期の申し込みは1月中旬、秋期の申し込みは7月初旬をめどに開始されます。
【参考】:情報処理推進機構(IPA)受験申込み
応用情報技術者試験とは
応用情報技術者試験とは、ITの基礎知識をカバーするとともに、高度IT人材としてステップアップするために必要とされる応用知識や機能を持つ人が対象です。略称APといい、「Applied Information Technology Engineer Examination」が英語の名称です。
要求される知識や技能は、次の通りです。
■戦略立案に必要な知識と技能 経営戦略や情報戦略に関する要件や方針を理解し、動向や情報を収集できること、提案の一部を担当し作成すること、などが期待されます。
■システムの設計・開発・運用に必要な知識と技能 システム要求を整理し必要な技術調査を行うこと、担当分野のサービス提供と安定稼働の確保、プロジェクトにおけるプロジェクト管理の役割に応じた実施、上位者の方針に従い自ら問題解決にあたること、などが期待されます。
【参考】:情報処理推進機構(IPA) 応用情報技術者試験(AP)
応用情報技術者試験は難しすぎる?その真偽やメリット、試験対策など
そもそも情報処理技術者試験とは
情報処理技術者試験とは、情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験を指します。情報処理推進機構(IPA)は、経済産業省が所管する独立法人で、日本のIT国家戦略を支える技術の確保や人材の育成を担当しています。
情報処理技術者試験は、文字通りIT技術者向けの試験で、基本情報技術者試験(FE)・応用情報技術者試験(AP)、そして9つの高度情報技術者試験からなる試験区分に構成されています。試験区分ごとに、想定受験者や難易度・試験範囲などが定められています。
【参考】:情報処理推進機構(IPA) 情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験
基本情報技術者試験とは
基本情報技術者試験とは、情報処理技術者試験の区分の1つです。情報処理技術者試験は、ITパスポート試験などIT利活用のための資格、ITプロフェショナルを目指す情報技術者試験に2分されています。本試験は、情報処理技術者試験の最初のステップとなる試験です。
略称FEと言い、「Fundamental Information Technology Engineer Examination」が英語の名称です。最初のステップではありますが、情報処理技術者試験制度で定義されているスキルレベル1から4の範囲で、基本情報技術者試験はスキルレベル2に相当しますので事前準備が求められます。
【参考】:情報処理推進機構(IPA) 基本情報技術者試験(FE)
基本情報技術者試験とは?資格のメリットや学習方法を解説!
応用情報技術者試験の日程と申し込み
情報処理技術者試験では、年間の試験実施スケジュールを公開しています。応用情報技術者試験も情報処理技術者試験の1区分として、掲載されています。応用情報技術者試験は、年に2度実施されます。受験手数料は税込7,500円です。
2022年度(令和4年度)ですが、年間の実施スケジュールに従い、すでに試験が終了しています。
【参考】:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 スケジュール、手数料など
2023年度の日程と申し込み
2023年度(令和5年度)春期は、4月16日(日)に実施されます。1月中旬から1月下旬まで申込受付を行います。合格発表は、6月を予定しています。
秋期試験は、7月中旬に申し込み受付が開始され、試験実施日は10月8日(日)です。合格発表は、12月を予定しています。
【参考】:令和5年度 情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験の実施予定について
申し込みを忘れた場合の対処
情報処理技術者試験の場合、年間2回の試験実施日が設定されています。それに合わせて申し込み期間があります。申し込み期限を過ぎた場合は、受付自体ができませんので次回以降で受験することになります。応用情報技術者試験も、この考え方に従います。同様に1度申し込んだ場合、受験手数料は理由を問わず返還されません。
情報処理推進機構(IPA)では、申し込み忘れの防止のためにメールニュースを配信しているため、心配な方は、配信登録をするのが良いでしょう。
【参考】:情報処理推進機構(IPA)メールニュース
申込内容の変更
情報処理技術者試験では、申し込み後の申込内容変更期間が設定されています。申込内容の誤登録や変更が生じた場合は、変更期間内であれば修正登録が可能です。試験区分の変更には一定の制限があります。別人の受験への変更はできません。
【参考】:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 よくある質問
応用情報技術者試験の補足情報
応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の次のステップとして基本知識に応用力を加えたより専門性が求められる技術者です。その次の段階として、より専門性を高めた高度IT人材を目指すことも可能です。
上位資格は、ITストラテジスト試験(ST)やシステムアーキテクト試験(SA)、プロジェクトマネージャ試験(PM)など、9つの区分の試験が設定されています。職種や職務に応じて、資格取得を進めることができます。
システムアーキテクト試験とは?合格率・難易度・年収について解説
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応用情報技術者試験の試験概要
応用情報技術者試験は、午前が150分で80問出題されます。四択で出題され、60%以上で合格です。午後は150分で11問中5問を解答します。記述式のため回答を裏付ける知識が求められます。午前に続き、午後も60%以上で合格です。午後は情報セキュリティが必須解答ですので、取りこぼしのないように準備しましょう。
【参考】:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 試験要綱 Ver.5.0
応用情報技術者試験の難易度
応用情報技術者試験の難易度は、情報処理技術者試験制度で定義されているスキルレベル1から4の範囲で、スキルレベル3に相当します。スキルレベル3では、基本を理解したうえで、応用能力を保有しており、要求される作業を独力で遂行できることが試験で評価されます。
応用情報技術者試験の準備として複雑化する応用技術を学び、合格後は高度IT人材を目指します。これまでの受験者の推移や合格率等は統計情報として公式サイトに掲載されています。
【参考】:IT人材の育成 ITSS+(プラス)・ITスキル標準(ITSS)・情報システムユーザースキル標準(UISS)関連情報 【参考】:情報処理推進機構(IPA) 情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 統計情報
応用情報技術者試験の鬼門?午後試験で合格点を取る方法やコツとは
応用情報技術者試験の過去問
応用情報技術者試験の過去問は、公式サイトに公開されています。平成21年度以降の問題と配点割合、解答例などが掲載されています。許諾や使用料金は不要ですので、過去問を活用するのが良いでしょう。
午前の出題は、基本的な考え方に変更がないものもありますので、過去数年の問題の反復演習をおすすめします。午後の出題は記述式ですので、参考書を併用することをおすすめします。
【参考】:情報処理推進機構(IPA) 情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 過去問
応用情報技術者試験合格におすすめの参考書と問題集6選!
応用情報技術者試験は年2回の申し込み機会があります
応用情報技術者試験と情報処理安全確保支援士試験は、必要性の高さから年2回の試験が設定されています。昨今IT技術者の人材不足が叫ばれており、DX人材は今後の企業の成長の柱となります。この年2回の申し込み機会を活かし、ステップアップのために資格試験を役立てましょう。
応用情報技術者試験に一発合格するための効果的な勉強法とは?
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