2023年12月6日に、ハンバーガーチェーンのマクドナルドがGoogleと戦略的パートナーシップ契約を結んだことを発表しました。パートナーシップの一環としてマクドナルドでは、2024年からオペレーションにGoogle CloudのジェネレーティブAIを導入して、システムのアップデートや業務の最適化を行う予定であることを明らかにしています。
McDonald’s and Google Cloud Announce Strategic Partnership
https://corporate.mcdonalds.com/corpmcd/our-stories/article/mcd-google-cloud-announce-partnership.html
McDonald’s says it will use Google AI to make sure your fries are fresh - The Verge
https://www.theverge.com/2023/12/6/23990900/mcdonalds-google-ai-cloud-generative
マクドナルドはGoogleと締結したグローバルパートナーシップについて「レストランテクノロジープラットフォームを業界で最も洗練され、生産性の高いものにするための重要なステップです。マクドナルドは、Google Cloudの多岐にわたるハードウェアやデータ、AIテクノロジーを活用して、イノベーションをより迅速に実装し、顧客や従業員、店舗スタッフに対してさらに優れたエクスペリエンスを提供することを計画しています」と述べています。
具体的な取り組みとして、マクドナルドは全世界で1億5000万人ものユーザーを抱える公式アプリやセルフオーダーシステムなどのアップデートを行うとともに、店舗に関する大量のデータに対してジェネレーティブAIを活用して業務の最適化を図ることを挙げています。
また、一部の店舗にはGoogleの「Distributed Cloud」が導入される予定で、マクドナルドは「クラウドベースのソフトウェアアプリケーションと、必要に応じてローカルのソフトウェアやAIソリューションを活用することができます」と述べています。
導入の利点としてマクドナルドは、「機器のパフォーマンスに関する新たな分析情報を引き出し、業務を中断することなく、店舗スタッフの複雑さを軽減するソリューションを迅速に作り出すことが可能です。これによって、店舗スタッフが顧客に対して素晴らしいおもてなしを提供することに集中できます」と語りました。
マクドナルドのエグゼクティブバイスプレジデント兼グローバル最高情報責任者であるブライアン・ライス氏は「マクドナルドのデジタルビジネスには、大きな成長の機会があると考えています。Googleとパートナーシップを結ぶことで、全世界に約4万店を持つマクドナルドの規模を活用して最適な機能を構築することが可能です。また、AIがこれまで考えられなかった速度でソリューションを実装することで、これらを店舗で活用することができます」と述べています。
ライス氏はさらに「「世界中の店舗をエコシステム全体の何百万ものデータポイントに接続することで、ツールがより洗練され、結果的にお客様と店舗スタッフの全体的なエクスペリエンスがさらに向上します」と述べました。
Google Cloudの最高経営責任者であるトーマス・クリアン氏は「今回のマクドナルドのパートナーシップを通じて、Google Cloudは、マクドナルドがビジネスやカスタマーエクスペリエンスを向上させるための手助けを行います。Google Cloudは最新のテクノロジーで、世界中のマクドナルド店舗を支援します。マクドナルドの伝統や規模と、Google CloudのAIテクノロジーを組み合わせることで、業界の仕組みと、人々が期待するものについて再定義できるでしょう」との期待感を示しています。
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