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TOPPANホールディングス、宇宙・天文学、哲学の知見を応用した ... - PR TIMES

  「スペースイノベーションフレームワーク™」は、高梨直紘氏(東京大学特任准教授)、岡村定矩氏(東京大学名誉教授)、吉田幸司氏(クロス・フィロソフィーズ株式会社 代表取締役社長)らの監修の下、開発されました。宇宙・天文学、哲学からの学びや知見をビジネスシーンに応用し、日常的な視野にとらわれた思考の枠組みを打破するとともに、思考を深掘り本質を捉える力、また科学だけでは解決できない課題に対し科学の限界を超える思考を身につけ強化することにより、長期的でユニバーサルな視点から新たな価値を生み出す思考法です。

                                       「スペースイノベーションフレームワーク™」説明動画

                                                URL: https://youtu.be/OSGWRZS3HK0

■背景

  近年、変化の激しい外部環境に対応するために、既存の枠組みにとらわれない新しい価値創造の手法への注目が高まっています。また企業においては、自ら主体的に価値創造を実現するための能力を高める人財育成が求められています。

  TOPPANホールディングスは、次世代型人財開発のあるべき姿を調査、研究、検証、実装するR&D拠点である「人財開発ラボ™」を2017年に東京都台東区に開設。2020年には、アーティストの思考ロジックをフレームワーク化し、ビジネスシーンにおける新たな発想に結びつける思考法「アートイノベーションフレームワーク™」を開発し、自社の社員だけでなく、様々な企業での研修やビジネスパーソン個人の学びにおいても利用できるプログラムとして提供してきました。「人財開発ラボ™」では、その他にも、脳神経科学、コンディション、宇宙・天文学、哲学などの分野における研究活動を通して、一人ひとりが持つ潜在能力を引き出し、自己革新に導くことにより、新たな価値創造を実現しています。

  このたび「人財開発ラボ™」の研究活動により獲得した宇宙・天文学、哲学の知見をビジネスシーンに取り入れフレームワーク化。宇宙・天文学という視点で地球を俯瞰し自らの持つ時間と空間の認識を広げることで狭い思考の枠組みを超え、哲学の知見を応用し、今行うべき行動やビジネスを長期的視点で捉える広い視野を獲得する、という構想のもと、新たな思考法「スペースイノベーションフレームワーク™」を開発しました。

■「スペースイノベーションフレームワーク™」の概要

①航行

地球から疑似的に宇宙空間に飛び出し、宇宙の広さを体感。今まで自分が把握していた空間の感覚を広げ、既存の思考の枠組みを外す。

②回顧

時間軸の視点から「宇宙、地球、生命、人類の誕生、人類の歩み」について考え、宇宙・地球・人類の過去から現在までの歩みを理解。

③ 把握

地球規模で問題となる気候変動や環境危機など、地球と人類が置かれている状況を体系的に認識。自身も近視眼的・短期的思考になっていないかを確認。

④ 責任

150年後の子孫が暮らすあるべき地球・宇宙環境や、あるべき生命・人類の姿を長期的・ユニバーサルな思考で考える。

⑤ 覚悟

④で考えた未来に渡る責任を認識した上で、どのようなビジネスを展開するべきかを考え、その覚悟を決める。「私たちは未来の子供たちのために、今どのように行動すれば「良き祖先」になれるか」を考える。

■「スペースイノベーションフレームワーク™」の効果

・思考の拡大

  普段のビジネスでは考えないような宇宙への航行に始まり、宇宙からの視点で地球を俯瞰的に捉え、

何をすべきかを想像することで、日常のビジネスで考えている枠を大きく広げて思考することがで

きます。

・長期的思考の獲得

  短期的思考に偏りがちな変化のスピードが速い現代において未来へ向けた洞察力を高め、物事を長

期的視点で視る力を養います。

・覚悟・志の醸成

  短期的な利益だけではなく、長期的思考で未来の子供たちのために「良き祖先」という視点で責任を

認識します。この認識が高まると、自分が行うべき本質的な行動に気づくことができ、取るべき行動へ

の覚悟、志に繋がります。

■「スペースイノベーションフレームワーク™」を活用したTOPPANグループにおける

具体的取り組み(新任本部長研修・管理職研修)

目的

・宇宙、天文学と哲学それぞれの専門家からの学びを受け、(1)グローバル視点を越えたユニバーサルな視点(宇宙視点)を用い、既成概念を組み換えて思考を拡大する力と、(2)哲学思考による本質を捉え思考を深掘る力、また(3) 科学だけでは解決できない課題に対し科学の限界を超える思考、それぞれを身につけ強化する。

・次世代経営候補者として「広い視野・長期的視点を持つ必要性」と「よき祖先となるための行動指針」を自身の中で再認識する。

研修テーマ

宇宙・天文学と哲学からの学びを統合し「自分たちはこれから何をなすべきか?」について考える。

実施期間

2022年度2回、2023年度3回(予定)

企画

TOPPANホールディングス/人財開発センター、高梨直紘氏(東京大学特任准教授)、岡村定矩氏(東京大学名誉教授)、吉田幸司氏(クロス・フィロソフィーズ株式会社 代表取締役社長)

対象職層

TOPPANグループの新任本部長(49名)、選抜課長層(1回の実施人数:約25名)

プログラム例

2日間の分散型オンライン研修にて、高梨准教授、吉田講師による宇宙・天文学、哲学の講義、グループディスカッションによるアウトプット作成等

■監修者について

高梨 直紘氏(たかなし なおひろ):東京大学特任准教授

東京大学理学部天文学科卒業、同大学院博士課程修了 理学博士。

国立天文台 広報普及員 研究員(ハワイ観測所)、東京大学 生産技術研究所 特任助教を経て、2014年より現職。主な研究テーマは「知の構造化と統合化」。天文学を基礎とした、知の構造化・統合化の実践的研究に取り組んでいる。特に、専門分野の知をどのような方法論で構造化し、それをどのような手段で社会に実装していくかという点を中心に研究を行っている。六本木天文クラブの企画責任者。主な著作物に「光図」、「一家に1枚 宇宙図」(共著)、「太陽系図」など。

岡村 定矩氏(おかむら さだのり):東京大学名誉教授

1970年東京大学理学部天文学科卒業、その後同大学院修士・博士課程修了、理学博士。東京大学名誉教授。日本天文学会名誉会員。

東京大学東京天文台木曽観測所助手、同助教授、東京大学理学部天文学科教授を歴任。東京大学理学系研究科長・理学部長、同理事・副学長、同国際高等研究所長を経て2012年定年退職。法政大学理工学部創生科学科教授。現在は東大EMPエグゼクティブ・ディレクター。専門は銀河天文学と観測的宇宙論。可視光、近赤外線観測を基に、銀河・銀河団、宇宙大規模構造の探査と進化の解明を行う。すばる望遠鏡初代主焦点広視野カメラSuprime-Cam開発責任者。主な著書に、『銀河系と銀河宇宙』『人類の住む宇宙』『すべての人の天文学』『ビジュアル天文学史』など。

吉田 幸司氏(よしだ こうじ):クロス・フィロソフィーズ株式会社 代表取締役社長

上智大学哲学研究科博士課程修了、博士(哲学)。

同大学文学部特別研究員PD、日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)などを経て、現職。日本で初めて「哲学」を事業内容に掲げた株式会社を設立し、哲学の専門知と方法論を活かした「哲学コンサルティング」を実施。哲学シンキング研究所センター長、上智大学非常勤講師、日本ホワイトヘッド・プロセス学会理事などを兼任。主な著作物に『本質を突き詰め、考え抜く 哲学思考』(かんき出版)、『哲学シンキング』(マガジンハウス)など。

■今後の目標

  TOPPANホールディングスは今後、これらのフレームワークを人財育成プログラムに活用し、新しい価値を生み出す能力を高め、価値創造を実現できる人財の育成を目指します。

  また、今回新たに開発された「スペースイノベーションフレームワーク™」を活用した人財開発プログラムの外販についても検討を進めていきます。

* 「スペースイノベーションフレームワーク™」は商標登録申請中です。

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。

* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以  上

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