岐阜新聞提供
岐阜大応用生物科学部(岐阜市)は創立100周年を記念し、クラフトビール「多望之春(たぼうのはる)―各務(かかみ)」を開発した。岐阜大はオリジナルの清酒酵母を使い、これまでに日本酒2銘柄を発表していたが、クラフトビールは初めて。担当した同学部の中川智行教授(52)は「(日本酒向きの)清酒酵母を使ったので出来上がるか心配していたが、お薦めできる味に仕上がった。100周年に花を添えられてうれしい」と話す。
銘柄名の「多望之春」は岐阜大の愛唱歌「我ら多望の春にして」が由来。「各務」は同窓会「各務同窓会」から名付けた。
12年前に学部を横断した教育プログラムの一環で「酒プロジェクト」を始め、約千株の酵母株を県内で採取。プロジェクトは現在行われていないが、1期生が発見した優れた能力の清酒酵母「GY115株」が麦汁を発酵させる一定の能力もあることから今回のビール造りに使った。
2021年夏から開発に着手。県食品科学研究所(岐阜市)の協力を得て試験醸造し、クラフトビールを手がける岐阜麦酒醸造(同)に生産を依頼した。関市上之保産のユズとドイツ産の小麦麦芽、水質が安定している岐阜市水道水を使用。苦みが少なく、すっきりとした味わいに仕上がった。
岐阜市内で開かれた100周年記念祝賀会でも披露され、出席した約200人がのどごしを楽しんだ。開発したビールは、岐阜麦酒醸造が7月初旬に330ミリリットル瓶入りを650円で販売する予定。(岐阜新聞提供)
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