(1) 多品種の構造強度部材をCADデータのみから容易に成形が可能であり、軽量化が強く求められる分野の研究開発を加速できます。
(2) 繊維配向の最適化により炭素繊維の持つ卓越した力学的特性を最大限に発揮できます。
(3) ニアネットシェイプでの成形が可能であり、トリム等の2次加工が最小限で済むため、原材料費や環境負荷の低減にも効果的であります。
これらの特徴のため、特に高強度部材が要求される航空宇宙・自動車用の構造部材の生産、アイソグリッド構造などの従来成形が困難であった複雑形状部材の生産、多品種・高剛性・迅速な入手が要求される機械加工などのための治具、少量多品種生産が求められる義足やアシストスーツなどの医療・介護分野といった分野に適用が進むと予想されます。また複合材料の3Dプリントが可能となれば、多品種の構造強度部材をCADデータのみから容易に成形が可能となり、アナログであった複合材料成形を刷新する次世代複合材料デジタル成形プロセス(Composites 2.0)が実現されると予想されています。本講座では、炭素繊維複合材料3Dプリンターに関わる最新技術について、その特徴、従来技術との比較、用途展望などについて紹介します。
1)セミナーテーマ及び開催日時
テーマ:3Dプリンターを利用した複合材料成形と応用展開
開催日時:2023年5月18日(木)10:30~16:30
参 加 費:55,000円(税込) ※ 資料付
* メルマガ登録者は 49,500円(税込)
* アカデミック価格は 26,400円(税込)
講 師:松崎 亮介 氏 東京理科大学 理工学部 機械工学科 准教授
【セミナーで得られる知識】
複合材料3Dプリンターに関する世界的な研究開発動向および技術
※本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。推奨環境は当該ツールをご参照ください。後日、視聴用のURLを別途メールにてご連絡いたします。
★受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。
2)申し込み方法
シーエムシー・リサーチの当該セミナーサイト
https://cmcre.com/archives/109929/
からお申し込みください。
折り返し、 視聴用のURLを別途メールにてご連絡いたします。
詳細はURLをご覧ください。
3)セミナープログラムの紹介
1 複合材料(CFRP)とは
1.1 CFRPのしくみ
1.2 CFRPの優れているところ
1.3 CFRPの力学特性
1.4 適用事例(特に航空機での採用と自動車分野での需要急増)
1.5 FRPの市場(世界・国内の出荷動向,市場の大きさ,成長率)
1.6 FRPのリサイクル
2 複合材料3Dプリンター開発の背景
2.1 複合材料の適用動向
2.2 熱可塑性樹脂複合材料
2.3 Automated Tape Laying(ATL)とAutomated Fiber Placement(AFP)
2.4 3Dプリンターの国内・海外市場動向(売上、シェア、適用箇所)
3 3Dプリンターを利用した複合材料成形
3.1 3Dプリンターの種類(粉末焼結積層、光造形、溶融積層 他)
3.2 自動車および航空機業界における3Dプリンターの利用
3.3 複合材料成形ツーリングとしての利用
3.4 プリント成形品の材料強度の異方性
3.5 PEEK3Dプリンター
4 連続炭素繊維複合材料3Dプリンター
4.1 従来3Dプリンターの課題
4.2 強化の方法
4.3 繊維切断
4.4 プリントされた材料の強度
4.5 サンドイッチ構造一括プリントと評価
4.6 ATF/AFPに対する優位性
4.7 想定される用途
4.8 実用化に向けた課題
5 短繊維系複合材料3Dプリンター
5.1 力学的特性
5.2 大規模3Dプリンター(自動車のプリント)
5.3 エポキシ系短繊維3Dプリンター
5.4 短繊維含有フィラメントの種類と市販状況
6 連続繊維複合材料3Dプリンターの海外動向
6.1 海外の取り組み(MarkForged社、Arevo社他多数紹介)
6.2 織物複合材料3Dプリンター
6.3 CFRP3Dプリント製品化の例:CFRPワッシャー
7 光硬化系複合材料3Dプリンター
7.1 短繊維と光硬化の組み合わせ
7.2 連続繊維と光硬化の組み合わせ
8 形状・繊維配向最適化技術
8.1 曲線積層最適化(Tow-steered composites)
8.2 形状配向 同時最適化
9 関連知財の紹介(海外特許含む)
9.1 ボーイング,MarkForged, Arevoなど
10 課題と今後の展開
10.1 機能(電気回路、アクチュエータ)の3Dプリント
10.2 オンライン3Dプリントプラットフォーム
11 まとめ(質疑応答)
4)講師紹介
【講師経歴】
2003年3月 東京工業大学 工学部 機械宇宙学科 卒業
2004年3月 東京工業大学大学院 理工学研究科 機械物理工学専攻修士課程修了
2007年3月 東京工業大学大学院 理工学研究科 機械物理工学専攻博士課程修了
2007年4月 東京工業大学大学院 理工学研究科 機械物理工学専攻 助教
2011年4月 東京理科大学 理工学部 機械工学科 講師
【受賞歴】
日本機械学会機械材料・材料加工部門 部門一般表彰(新技術開発部門)、日本非破壊検査協会 新進賞、日本機械学会奨励賞(研究)、強化プラスチック協会 協会賞(論文賞) 他
【研究歴】
2004年 知的構造・構造ヘルスモニタリングに関する研究
2007年 複合材料成形に関する研究
2008年 インモールド成形よる複合材料機能化に関する研究
2013年 複合材料3Dプリントに関する研究
5)セミナー対象者や特典について
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。推奨環境は当該ツールをご参照ください。後日、視聴用のURLを別途メールにてご連絡いたします。
★ 受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。
☆詳細とお申し込みはこちらから↓
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6)ウェビナー(オンライン配信セミナー)のご案内
○リチウムイオン蓄電池の種類と使われ方、課題と対処 入門編
開催日時:2023年4月21日(金)10:30~16:30
https://cmcre.com/archives/110363/
○火災事故に学ぶ、LiB電池の安全対策
‐ LiBにおける火災、爆発などの事故原因解析と、安全対策について、最近の中国EV動向 ‐
開催日時:2023年4月21日(金)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/109608/
○量子コンピュータを活用した材料開発の基礎と応用、開発動向
開催日時:2023年4月21日(金)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/109388/
○燃料電池・水電解の基本を電気化学の基礎から学ぶ速習セミナー
開催日時:2023年4月24日(月)10:30~16:30
https://cmcre.com/archives/109646/
○プラスチックのケミカルリサイクルに向けた触媒反応開発
開催日時:2023年4月24日(月)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/109821/
○半導体デバイスの3D集積化プロセスの基礎と先進パッケージの開発動向
~ 再配線の微細化、チップレット、Siブリッジ、Fan Out パッケージの最前線 ~
開催日時:2023年4月25日(火)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/107771/
○半導体デバイスの物理的洗浄方法
~ 静電気障害対策とAIを用いた半導体デバイスの生産技術を含めて ~
開催日時:2023年4月25日(火)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/109573/
○化学業界の現状を憂え、伝承すべき必須要素を提言する!
~ 今、化学業界を支える人に伝えたいこと・・・化学業界の先達から ~
開催日時:2023年4月25日(火)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/110225/
○電動車の電池の温度管理 (種々の冷却方式,熱源,理想的な冷却方式)
開催日時:2023年4月26日(水)13:30~15:00
https://cmcre.com/archives/110437/
○DX/GX時代のグローバル航空市場 “造らずに創る” この取組みを通じた日本市場の成長
開催日時:2023年4月26日(水)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/109621/
○有機熱電素子の最前線
― 100℃以下の熱のみでリチウムイオン二次電池を充電できる有機熱電素子の開発 ―
開催日時:2023年4月26日(水)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/106237/
○半導体洗浄の工学的基礎と要点、トラブル対策の視点
開催日時:2023年4月27日(木)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/109112/
○次世代自動車で急浮上した合成燃料の動向
開催日時:2023年4月27日(木)13:30~15:00
https://cmcre.com/archives/111564/
○技術者研究者の発想と実現(実習付)
- 従来の方法と新しい手順・ヒントを駆使しよう -
開催日時:2023年4月28日(金)10:00~17:00
https://cmcre.com/archives/107172/
○バイオリアクターの装置および操作の設計、スケールアップ
開催日時:2023年5月2日(火)10:30~16:30
https://cmcre.com/archives/107741/
☆開催予定のウェビナー一覧はこちらから!↓
https://cmcre.com/archives/category/cmc_all/
7)関連書籍のご案内
(1)GFRP&CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発
https://cmcre.com/archives/99255/
■ 発 行:2022年6月28日
■ 著 者:柴田 勝司
■ 定 価:冊子版 70,000 円(税込 77,000 円)
セット(冊子 + CD) 90,000 円(税込 99,000 円)
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・211頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-910581-23-1
☆詳細とご購入はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/99255/
(2)CFRPの用途別動向とビジネス戦略の再構築
https://cmcre.com/archives/80537/
■ 発 行:2021年6月4日
■ 著 者:平野 康雄
■ 定 価:冊子版 70,000 円(税込 77,000 円)
セット(冊子 + CD) 90,000 円(税込 99,000 円)
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・127頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-910581-03-3
☆詳細とご購入はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/80537/
(3)セルロースナノファイバー最新業界レポート
https://cmcre.com/archives/75652/
■ 発 行:2021年3月1日
■ 定 価:150,000 円(税込 165,000 円)
セット(冊子 + CD)180,000 円(税込 198,000 円)
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・277頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-904482-97-1
☆詳細とご購入はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/75652/
(4)3Dプリンティング材料最新業界レポート
https://cmcre.com/archives/69573/
■ 発 行:2021年1月6日
■ 定 価:冊子版 180,000円(税込 198,000円)
セット(冊子 + CD) 200,000円(税込 220,000円)
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・362頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-904482-93-3
☆詳細とご購入はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/69573/
(5)世界の炭素繊維・応用製品の技術と市場 2020
https://cmcre.com/archives/53955/
■ 発 行:2019年11月30日
■ 調査・執筆:平野 康雄
■ 定 価:冊子版 90,000 円(税込 99,000 円)
セット(冊子 + CD) 100,000 円(税込 110,000 円)
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・本文175頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-904482-69-8
☆詳細とご購入はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/53955/
(6)3Dプリンター・造形材料の市場動向と最新業界レポート
https://cmcre.com/archives/50486/
■ 発 行:2019年8月30日
■ 定 価:冊子版 80,000 円(税込 88,000 円)
セット(冊子 + CD) 90,000 円(税込 99,000 円)
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・239頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-904482-64-3
☆詳細とご購入はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/50486/
☆発行書籍の一覧はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/category/cmc_all/
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