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球形ホールで「連携」促す応用技術の開発拠点、島津製作所が川崎 ... - ITpro

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 島津製作所は2023年1月16日、同社の主力事業である分析計測部門の応用技術の研究開発拠点「Shimadzu Tokyo Innovation Plaza」(以下、Shimadzu TIP)を川崎市に開設した。顧客への技術サポートとアプリケーション開発、研究機関などとの分析計測分野での社外連携を進め、オープンイノベーションを促進する。

Shimadzu Tokyo Innovation Plazaの外観

Shimadzu Tokyo Innovation Plazaの外観

国家戦略特区・国際戦略総合特区・特定都市再生緊急整備地域に指定されている川崎市のオープンイノベーション拠点「キングスカイフロント」内にあり、周辺には企業や国立研究機関、大学など約70の機関が集積する。(写真:島津製作所)

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 建物は地上4階建てで延べ床面積は約9500m2。中央の吹き抜け階段を囲うように4つのラボとオフィス、ホールが配置されている。1階には体験型ショールーム(展示室)、4階には2つのホールがあり、各種の会合やイベントを開催できる。多摩川を挟んで羽田空港の対岸にあるという立地を活用。海外からの顧客や研究者らとの交流も想定する。

Shimadzu Tokyo Innovation Plazaの断面図

Shimadzu Tokyo Innovation Plazaの断面図

(写真:島津製作所)

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1階体験型ショールーム(展示空間)

1階体験型ショールーム(展示空間)

(写真:日経クロステック)

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1階ラボ

1階ラボ

(写真:日経クロステック)

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4階メインホール

4階メインホール

(写真:島津製作所)

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 各ラボには材料試験装置や非破壊検査装置などの評価・試験装置、バイオ医薬関連機器、ガス・液体クロマトグラフなど100台以上の分析計測機器を設置。各ラボは開口部があり、顧客や共同研究機関などの見学者が通路から分析の様子を見学できる。

 吹き抜け上部の4階に位置する「ICHIHANAホール」は、この施設のコンセプトを象徴する施設。球形をした底部の外観が1階から見える。会議やイベント以外に動画の撮影などにも用いられ、外部への情報発信の場にもなる。

* 「ICHIHANA」とは、主に京都で用いられる「京ことば」の1つ「一端(いちはな)立つ」に由来。「最初に行う、ここから始まる」という先進性を表す。

吹き抜けから見下ろす

吹き抜けから見下ろす

球形に見えるのが「ICHIHANAホール」。(写真:日経クロステック)

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 ICHIHANAホールとは別にメインホールがあり、研究者の発表や近隣の地域活動のイベントなどに用いられる。メインホールは間仕切りで3つに区切り、同時に3つのセッションを開催できる。メインホールは既に2023年3月ごろまで予約が詰まっているという。

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