新型コロナウイルスの影響で経営が悪化した個人事業主らの家賃を支援する国の「家賃支援給付金」約170万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は9日までに、栃木県小山市雨ケ谷、美容師、大平恵子容疑者(41)を詐欺容疑で逮捕した。容疑を認めている。同課によると、この給付金を巡る摘発は全国で初めてという。
大平容疑者は、過去に住んでいたアパートで美容院を経営していると装い、月々の家賃を数十万円とする賃貸借契約書などを偽造。中小企業庁の専用サイトから申請手続きを行ったとみられる。同課は、申請方法を指南した人物がいる可能性もあるとみて調べる。
家賃支援給付金は新型コロナの影響で売り上げが減少した中小企業や自営業者を対象とする制度。申請日の直前1カ月以内に支払った家賃を基に、個人事業主であれば最大300万円を受け取ることができる。
逮捕容疑は8月、書類を偽造して給付金を申請し、詐取した疑い。〔共同〕
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December 09, 2020 at 08:52AM
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新型コロナ:国の家賃給付金詐取疑い コロナ支援、全国初摘発 - 日本経済新聞
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