赤ちゃんの名前にも「鬼滅」効果が? 出産や育児の情報サイトを運営するベビーカレンダー(東京都渋谷区)は12月4日、「11月生まれベビーの名付けトレンド」の調査結果を発表した。
社会現象を巻き起こしている大人気漫画「鬼滅の刃」。公開中の映画は、興行収入が275億1000万円を突破し歴代2位を記録。12月4日には最終巻となるコミックス23巻が発売となり話題となっているが、ベビーカレンダーによると、鬼滅の刃は赤ちゃんの名付けにも大きく影響しているという。
調査によると、11月生まれの赤ちゃんの名前の読みでは、女の子は122人、男の子が148人の合計270人が、鬼滅の刃のキャラクターと同じ名前や読みの“鬼滅ネーム”となった。「あおい」(122人)、「るい」(52人)、「かなた」(34人)など、年間を通して人気の読みもあるが、「みつり」(3人)、「玄弥(げんや)」(1人)、「天元(てんげん)」(1人)などは、鬼滅の刃をもとに名付けられたことが推察されるという。
鬼滅の刃のキャラクター「甘露寺蜜璃(かんろじ みつり)」と同じ「みつり」という読みの女の子は2019年は0人だったが、10月は2人、11月は3人と毎月名付けられている。また「嘴平伊之助(はしびら いのすけ)」の母、「嘴平琴葉(ことは)」と同じ「琴葉」という名前は、女の子に10人いた。
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11月生まれの女の子に人気の名前の1位は「楓(主な読み:かえで)」、2位「結月(主な読み:ゆづき)」、3位「紬(主な読み:つむぎ)」、「凛(主な読み:りん)」となった。「楓」は10月に続き、2カ月連続で1位。19年には10月から12月の3カ月連続で月間ランキング1位となっていて、毎年秋生まれの女の子の名付けで人気だという。
ベビーカレンダーによると、女の子の名付けは近年、古風で日本的な印象のある”レトロネーム”が流行しているという。同社は、大正時代を舞台とした鬼滅の刃も、そのブームを後押ししていると分析する。上位3つの「楓」「結月」「紬」のほか、7位「澪」(主な読み:みお)や、“子”を止め字に用いた同率7位の「莉子(りこ)」、11位「葵(あおい)」、「彩葉(主な読み:いろは)」などといったレトロネームが上位に入っている。
男の子の名前で最も人気だったのは「蒼(主な読み:あおい、あお)」で、次いで「律(主な読み:りつ)」「湊(主な読み:みなと、そう)」「蓮(主な読み:れん)」と続いた。毎年秋になると上位に入る「楓」は、9月時点では24位だったが、10月は5位、11月は7位と順位を上げていて今秋も多く名付けられた。
調査は11月1日〜25日に、ベビーカレンダーが運営するサービスを利用した人を対象に実施。調査件数は1万2209件(女の子:6048件、男の子:6161件)であった。
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