2020年11月5日 22:32 2158
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第33回東京国際映画祭ジャパニーズ・アニメーション部門内の、特撮スーパー戦隊特集の一環として行われた同イベント。上映後には、前作「騎士竜戦隊リュウソウジャー」よりコウ / リュウソウレッド役の一ノ瀬と、現在放送中の「魔進戦隊キラメイジャー」より熱田充瑠 / キラメイレッド役の小宮がトークを行った。
それぞれの役に関する話題では、一ノ瀬が監督の上堀内佳寿也から言われた言葉を紹介。「コウは僕がちっちゃい頃から持っていたレッドのイメージそのものでした。元気で前向きで、何があってもあきらめない。悪く言うとおバカみたいな(笑)。僕はコウと違って“石橋を叩いて壊す”ようなタイプなので、性格と役の乖離が激しくて。でも監督に『日々の生活からコウでいろ』と言われて、無理だろうと思いながらも大声を出しながら生活してました」と振り返る。さらに一ノ瀬は、上堀内との思い出を「作品に対して情熱を持っている方なので、すごくボコボコにされましたね! ヘッヘッヘ」と笑ってから「もちろん殴られてないですよ! すごく鍛えてもらいました」と恩師への感謝を述べた。
一方小宮は、充瑠というキャラクターを「歴代のレッドはコウみたいな熱血のイメージですが、充瑠は周りから冷たい目で見られたり、友達が少なかったりする、体力のない文化系の男の子。でも変身したらテンションが上がって強気になるので、違いを見せることが難しい」と説明する。小宮にとっての恩師にあたる監督は山口恭平だそうで「お芝居の基盤を作ってくれたのは山口監督。僕もボコボコにされました(笑)。(暴力での)ボコボコじゃないですよ! 育てていただきました」と話し「厳しくも優しくて、今でも頼りにしている方です」と続けた。
アクションの特別な訓練は受けていないという2人。だが一ノ瀬は、素面アクションの多さで知られる坂本浩一の監督回を回想し「『ここでアクションやるよ』って急に言われて、そこでアクション監督に手を教えてもらったんです。2回くらいゆっくり動いてみたら『はいテスト!』って言われて!」と焦った思い出を告白。さらに「だいたい撮影は色順だから、赤からなんですよ。だから僕が本番を撮っている間、みんな練習してるんです! 僕がもっとやりたかったな……と思って終えたあとに、だいたいリュウソウブラック役のタツ兄(岸田タツヤ)がドヤ顔でやってるんですよね。悔しい!って思ったのをすごく覚えてます」と苦い顔をして笑いを起こした。
終盤には、先輩である一ノ瀬から小宮へアドバイスを贈ることに。「僕が何か言えると思いますかあ?」と照れる一ノ瀬だったが、小宮は「一ノ瀬さんなら、はい!」と目を輝かせる。それを受け一ノ瀬は「充瑠という役を一番愛せるのは小宮くんしかいないから、小宮くんが充瑠をめっちゃ愛して、みんなにももっと愛してもらえるようなキャラにして。1年間役を大事にすることを覚えたら、次のお芝居だけに限らず、今後何をするにも役立ってくると思う。日々を楽しんで、毎日を大事に」と説き、「……イエス! 手洗いうがいをしてください」と半ば強引にまとめた。
最後に小宮は、今後のテレビシリーズについて「予想もつかないような展開になっていくと思う。僕も飽きられないように、これからもっと愛されるようにがんばっていくので、ずっと観ていてください!」と言及。2人は「リュウソウジャー愛してる人?」「キラメイジャー愛してる人?」と呼びかけ、観客が手を挙げるのを満足気に見てから「これからもスーパー戦隊を愛してください」と締めくくった。
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