家賃支援、６月過去最多コロナ困窮増で３万５千件 - 東京新聞

　住居確保給付金の支給決定件数の推移

　収入減や失業により困窮した人の家賃を補助する住居確保給付金の支給決定件数が急激に増加していることが１８日、厚生労働省への取材で分かった。新型コロナウイルスによる雇用情勢の悪化が響き、６月は約３万５千件と過去最多。リーマン・ショック後の２０１０年度１年分の３万７１５１件に迫る。４～６月の３カ月分では計６万２千件超で、既に１０年度１年分を上回った。

　一方、支給要件が厳しく使い勝手が悪いとの声もある。厚労省は課題把握に向け調査し、制度の見直しも視野に検討する方針。