新型コロナウイルスの影響で困窮する学生に無料食事券を配布する「学飯プロジェクト」は、希望者が殺到する人気ぶりで、申請の受け付けを停止している。15日に提供枠を2000食から5000食に拡大して再開するといい、事務局を務める「スイッチカンパニー」(松山市)は支援継続のための寄付を呼びかける。
プロジェクトは今月1日に松山市内で始まり、仕送りやアルバイト収入が減った大学生らの困窮度に応じて、協賛する5店で使える食事券(700円)を3~7枚配布。新型コロナの影響を受ける学生、飲食店の双方を支援する。
企業や市民の寄付金を使い、2000食分(140万円)を用意したところ、受け付け開始から2日間で300人以上の申請があった。1週間で600人に達し、予算を超えたため受け付けを停止した。
申請者からは「コロナの影響で父の会社が倒産。バイト先も休業し、自分で稼ぐことも困難」(松山大学生)、「深夜1時まで毎日働いても給料が低く、家賃や生活費も払えない」(愛媛大学生)といった声が多く寄せられたという。
プロジェクトは、支援の緊急性が高いと判断。提供枠を5000食に増やし、寄付を募っており、「学生の声は切実で、数か月は支援が必要。ぜひ力を貸してほしい」とする。
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June 14, 2020 at 10:04AM
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「深夜1時まで働いても家賃払えず」…学生食事券に申請殺到、1週間で予算超 - 読売新聞
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