
12月5日、 経済協力開発機構(OECD)が5日公表した最新の国際学習到達度調査によると、十代の若者の数学力や読解力に全体として大幅な低下が見られた。仏サブネの學校の教室で9月撮影(2023年 ロイター/Stephane Mahe)
[パリ 5日 ロイター] - 経済協力開発機構(OECD)が5日公表した最新の国際学習到達度調査によると、十代の若者の数学力や読解力に全体として大幅な低下が見られた。
調査は3年に1回実施されており、81カ国・地域の15歳の学生約70万人が対象。学習能力の国際比較指標として最もベースが大きいため、政策担当者からも注目されている。
OECD加盟国では、2018年の前回調査に比べて読解力が平均10ポイント、数学的応用力が同15ポイント下がった。数学応用力は、特にドイツ、アイスランド、オランダ、ノルウェー、ポーランドで低下が著しかった。
また加盟国の学生のうち4人に1人は、基本的な計算や単純な文章の理解ができないほど成績が低かった。
OECDの教育担当責任者は「コロナ禍が恐らく一因だろうが、それを過大視したくない。底流には構造的要因があって、政策担当者が真剣に受け止めなければならないような、われわれの教育制度の恒久的な特性になっている公算が非常に大きい」と指摘した。
シンガポールは数学的応用力、科学的応用力、読解力の全てでトップの成績を示し、他のOECD加盟国に比べて学習到達度が3─5年先行している。
マカオ、台湾、香港、日本、韓国も数学的応用力と科学的応用力で優秀だった。
読解力ではアイルランド、日本、韓国、台湾が上位グループとなった。
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