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アフリカの長寿ネズミ、ハダカデバネズミの秘密 老化防止薬に応用へ - 産経ニュース

研究用に飼育されているハダカデバネズミ(三浦恭子熊本大教授提供)

アフリカにすむ極めて長寿のネズミが老化防止の研究で注目されている。30年以上も長生きする特殊な能力があり、なぜ老化しにくいのかがこれまで謎だったが、日本の研究チームがその秘密を解明した。世界で加速している老化防止薬の開発に役立つ可能性がある。

37年も生きる謎

長寿で知られるのは、アフリカ東部の乾燥地帯で地下にトンネルを掘って暮らしている「ハダカデバネズミ」。毛が生えておらず、前歯が出っ張っていることが名前の由来だ。不気味な姿にも見えるが、毛がないのは高温多湿の地下環境に適応して進化したためだ。長い前歯は硬い土を掘るのに適している。目はほとんど見えない。

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