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応用地質/工事による地盤変化の事前検知サービスを開発、事故や手戻りを防止 – 日刊建設工業新聞 - 日刊建設工業新聞

 応用地質は12日、トンネル掘削工事などに伴う周辺地盤の変化を、3Dに時間軸を加えた4Dでリアルタイムに自動解析し、陥没といった地表への影響を事前に検知するサービス「GeoTracker4D(ジオトラッカー4D)」を開発したと発表した。事業者や施工者は、地下工事などでの不確実性を最小限に抑え、事故や工事の手戻り、想定外のコストを抑えられる。
 同社は今後、サービスを国内外に展開し、各国の都市部での大規模再開発や各種地下インフラ事業者による持続可能なまちづくりを支援する。
 ジオトラッカー4Dは、微弱な振動から地質構造を推定する物理探査手法「3D常時微動トモグラフィ技術」を活用し、施工の進捗(しんちょく)に伴い変化する地盤の状況を自動でリアルタイムに捉え、周辺環境への重大な影響を未然に防ぐ仕組み。同社グループで開発したケーブルレスのGPS(衛星利用測位システム)機能付き測定器を地表に多数配置し、3Dで地盤情報を非破壊で取得する。
 施工前に取得した3Dでの地盤のS波速度構造と、施工中に常時取得するS波速度構造との差分を解析することで、施工による地盤への影響を可視化。測定器から得たデータはクラウドに転送され、解析はクラウド上で自動に行われる。
 解析結果はリアルタイムで施工者に提供されるため、施工者は地盤の変状が顕在化する前に周辺地盤の小さな変化をキャッチし、早期に対策を講じて地表陥没など重大な事故を未然に防ぐ。

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