シンガポールの南洋理工大学(NTU)は、金融分野の応用コンピューティングに対する新たな学位プログラムであるBachelor of Applied Computing in Finance(BACF)を開始することを発表した。11月20日付。
新たな学位プログラムを発表
(出典:NTU)
BACFは金融機関とフィンテック企業からの需要の増加に応じて、財務に関して深い知識と強力な技術力・分析能力を持つ卒業生を輩出することを目指している。また、テクノロジーを活用した金融セクターの発展と、金融業界の技術ノウハウを持つ人材のパイプラインを構築するというシンガポール政府の取り組みを支援することも目的としている。
南洋ビジネススクール(NBS)とコンピュータサイエンス工学研究科(SCSE)が共同でBACFを提供し、両学部の教員がファイナンスにおけるブロックチェーン、ファイナンスにおける機械学習、プロダクトマネジメントなど、新たに設計した統合コースを共同で開発し指導する。
BACFは4年間で修了するように構成されたフルタイムのプログラムで、2024年度から開始される。プログラムの中には、業界パートナーから提出された問題報告書に基づいて学生に金融アプリケーションの設計と開発を求める、1年間にわたる業界ベースの応用研究プロジェクトも実施される予定だ。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部
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