
極めて小さな物質を扱うナノテクノロジーなどの分野ですぐれた業績を挙げた研究者に贈られる「江崎玲於奈賞」に、強度の高いタイヤなどの開発に役立つ物質を木材などの植物から作り出すことに成功した東京大学大学院の磯貝明特別教授が選ばれました。
「江崎玲於奈賞」は、ノーベル物理学賞を受賞し、筑波大学の学長も務めた江崎玲於奈さんにちなんで、極めて小さな物質を扱うナノテクノロジーやナノサイエンスの分野ですぐれた業績を挙げた研究者に毎年、贈られています。
19回目となることしの選考会が15日、オンラインで開かれ、受賞者には、植物に含まれるセルロースと呼ばれる物質からナノサイズの「セルロースナノファイバー」を作り出す手法などを明らかにし、さまざまな製品への応用の道を切り開いた、東京大学大学院の農学生命科学研究科の磯貝明特別教授が選ばれました。
「セルロースナノファイバー」は植物由来の物質で環境への負担が少なく、強度は鉄の5倍、重さは5分の1と、軽くて丈夫なのが特徴とされています。
こうした特徴を生かすことで強度の高いタイヤの開発など、幅広い分野の製品への応用が期待できるということです。
選考会の委員長を務める江崎さんは「非常におもしろく、興味深い研究成果だ。今後も応用が広がっていくことを期待している」と話していました。
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