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コロナワクチンで技術応用、mRNA研究で知られる古市泰宏氏が死去…81歳 - 読売新聞オンライン

 新型コロナウイルスワクチン製造に応用されている遺伝情報を運ぶ物質「メッセンジャー(m)RNA」の構造解析で知られる古市泰宏・新潟薬科大客員教授が8日死去した。81歳だった。葬儀は近親者で行う。喪主は妻、郁子さんで、後日お別れの会を開く。

 古市氏は米ロシュ分子生物学研究所に在籍中、mRNAに「キャップ」と呼ばれる構造があることを発見し、1975年に論文を発表した。キャップ構造があると、体内でmRNAが分解されにくくなる。米ファイザーやモデルナ製の新型コロナワクチンにこの構造を基にした技術が使われている。

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