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花村えい子が病気のため死去、「霧のなかの少女」や少女のイラストで人気を博す - ナタリー

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花村えい子が12月3日に病気のため死去した。自身が名誉会員を務める日本漫画家協会の公式サイトで発表された。

花村は1959年に貸本向け単行本「虹」(金園社)に収録された「紫の妖精」でデビュー。なかよし、少女フレンド(ともに講談社)、週刊マーガレット(集英社)、少女コミック(小学館)などで少女マンガを発表し、1975年頃からは活躍の場をレディースコミックに移した。1975年には「霧のなかの少女」が「家庭の秘密」というタイトルでTVドラマ化。そのほかの代表作に「花影の女」「花びらの塔」などがある。1989年には第18回日本漫画家協会賞で優秀賞、1997年には第1回文化庁メディア芸術祭でマンガ部門大賞を受賞。また2007年にはフランス国民美術協会展に招待作家として参加し、特別賞を受賞した。2017年には栄誉賞、2019年にはイラスト部門の金賞に選ばれており、フランス国民美術協会では正会員を務めている。

花村の描く少女のイラストは文房具商品に起用されるなど人気を博し、2021年度のセブン‐イレブン年賀状にもオリジナルのイラストを2柄執筆。そのほか12月1日には花村がイラストを手がけた「万葉の恋うた」がミネルヴァ書房より刊行された。

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