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米俳優ジョニー・デップ氏、「ファンタスティック・ビースト」降板 DV疑惑影響か - BBCニュース

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Johnny Depp

米俳優ジョニー・デップ氏(57)は6日、映画「ファンタスティック・ビースト」(J・K・ローリング氏原作)3作目から降板すると発表した。2日には、デップ氏の元妻への家庭内暴力(DV)を報じ、同氏を「wife beater」(妻を虐待する者)と表現した英紙サンに対する名誉毀損訴訟で敗訴していた。

また名誉毀損訴訟については、イギリスの裁判所の判断は「理解しがたい」とし、上訴するつもりだと述べた。

映画を製作するワーナー・ブラザースはデップ氏の降板を認め、グリンデルバルド役を新たにキャスティングすると明らかにした。

同社は「ジョニーのこれまでの仕事に感謝している」と声明で述べた。

ワーナー・ブラザースによるとシリーズ3作目は現在製作中で、2022年夏に公開予定。

デップ氏が演じたグリンデルバルドは、2016年公開の「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のラストシーンに登場。2018年公開の「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」でも再演した。

ジョニー・デップさんとアンバー・ハードさんは2011年映画「ラム・ダイアリー」の撮影で知り合った。写真は2015年10月。

デップ氏は、2018年に元妻で米女優のアンバー・ハード氏(34)に暴力を振るっていたと報じたサンを名誉毀損で訴えていた。同紙は2013年から2016年にかけてデップ氏がハード氏に14件の暴力行為を起こしていたとした。

7月に16日間にわたってロンドンの王立裁判所で行われた裁判には、デップ氏とハード氏が出廷、証言した。

アンドルー・ニコル判事は2日、サンが当該記事の内容について「大いに真実」であると証明したと判断。14件の疑惑のうち12件で暴力行為があったとした。

デップ氏はインスタグラムの書簡の中で、今回の判決が「真実を伝えるための自分の闘いを変える」ことはないとした。

サンに対する訴訟とは別に、デップ氏はハード氏が米紙ワシントン・ポストに寄稿した記事の中でDVを受けたとほのめかしたことが名誉毀損にあたるとして、ハード氏を訴えている。

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デップ氏の声明全文

最近の出来事を踏まえ、以下の短い声明を発表したいと思います。

まず初めに、これまで私に支援や忠誠を与えてくれた皆さんに感謝したい。特にこの2日日間は、皆さんから愛や心配のメッセージをいただき感動しています。

次に、ワーナー・ブラザースから『ファンタスティック・ビースト』のグリンデルバルド役から降板するよう言われたことをお伝えします。私はその要望を尊重し、同意しました。

そして最後にお伝えしたいのは、イギリスの裁判所の理解しがたい判決が、真実を伝えるための自分の闘いを変えることはないということ。私は上訴するつもりです。

私の決意は依然として固く、自分に対する疑惑がうそであると証明してみせます。私の人生とキャリアがこの瞬間に定義されることはありません。

お読みいただきありがとうございます。敬具 ジョニー・デップ

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