双日と大和ハウス工業は16日、インドネシアの首都ジャカルタ郊外で日本人向けの長期滞在アパートを2021年8月に開業すると発表した。双日と現地財閥が都市開発をすすめる「デルタマス・シティ」内に建設して販売する。日本人駐在員の住環境を整え、日系企業の誘致をすすめる。
日本人の駐在員や家族向けを想定（外観イメージ図）
2社の共同出資会社が開発・運営する。主に家族向けで、日本式ユニットバスなど日本人になじみのある住宅設備を導入。日系クリニックや学習塾が入居する予定だ。渋滞が多い交通事情に対応し、隣接する日本人学校への専用通学路を設けて利便性を高める。
デルタマス・シティは日系企業の約半数が集積する地域に位置する複合都市で、工業団地や住宅、商業施設が集まる。総面積が3200ヘクタールと、山手線の内側のほぼ半分で大規模開発がすすむ。現在の入居社数は約280社、就業人口は5万人で日系企業も多い。現地で働く日本人向けに教育や医療の環境を整え、企業誘致につなげる。
新型コロナウイルスの感染拡大はインドネシアの日系企業にも影を落とす。ただ、すでに駐在している人たちが多数いることに加え、来年以降はコロナ禍も徐々に収束するとみられており、将来の需要は底堅いと判断した。
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November 16, 2020 at 03:01PM
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双日・大和ハウス、ジャカルタで日本人向けアパート - 日本経済新聞
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