新婚で二人暮らしを始めるときには、適切な家賃の目安を把握しておくことが大切です。また、家賃だけでなく毎月の生活費や入居のためにかかる初期費用などについても押さえておきましょう。イメージに沿った生活をしていくためには、あらかじめ入居後の生活プランを立てておくことが重要です。今回は、家賃10万円の物件が新婚生活に適しているかという点を解説していきます。
家賃は手取りベースで考えよう！ 無理のない家賃設定が大切
月々にかかるお金・使えるお金を洗い出してみましょう
一般的な目安として、月々の家賃は「手取りの3分の1」以下が適切だといわれています。勤務先から支払われる給与（総支給額）から、所得税・社会保険料・住民税などを控除したものが手取りです。
総支給額の約75～85％が手取りの目安であるため、手取りを30万円にするには月収は35～40万円ほど必要という計算です。したがって、家賃10万円の部屋に住むためには、手取り30万円（月収35～40万円）が1つの基準となります。
しかし、新婚で夫婦の手取りが30万円あったとしても、新婚旅行の予定や将来の家族構成などを考えて、無理のない範囲で家賃を考えていく必要があるでしょう。また、家賃だけでなく、毎月の生活費や貯金にまわしたい金額なども考慮することが大切です。
実際に住み始めてからお金のことを考えようとしても、日々の生活に追われてしまい、なかなか計画が立てづらい面もあるでしょう。夫婦のライフスタイルなども含めて、毎月どの程度の金額を家賃に当てられるのかをよく話し合っておくことが重要です。
新婚生活にかかる毎月の生活費
総務省統計局が2019年に公表している「世帯人員別1世帯当たり1ヶ月間の収入と支出」（家計調査）によれば、二人暮らしの平均的な支出として食費は6万6,525円（一人暮らし：4万331円）、水道光熱費は1万9,599円（一人暮らし：1万1,652円）となっています。
※出典 「2019年家計調査」 家計収支編 二人以上の世帯・世帯人数二人の場合（総務省）
「2019年家計調査」家計収支編 単身者（総務省）
一人暮らしのときと比べて、食費や水道光熱費などの支出が増える傾向にあるので、お互いのライフスタイルを考慮する必要があります。家賃10万円で毎月の生活費のことを考えれば、手取り30万円であっても貯金にまわせる金額はそれほど多くありません。
ただ、お互いが節約を心がけて支出を抑えていけば、計画的に貯金をしながら快適な生活を送れるでしょう。定期的に家計の状況をチェックして、ゆとりのある生活プランを練ってみてください。
家賃だけではない！ 初期費用や引越し代も考慮しよう
引越し代などの初期費用についても把握しておきましょう
物件の賃貸借契約を結ぶときには、初期費用として家賃の5～6ヶ月分の費用が必要となります。家賃10万円の物件であれば、50～60万円程度はかかるものとして準備をしておきましょう。
また、新居に移るときの引越し代や家具・家電の購入費などは別に必要です。新婚の場合は特に新しく買いそろえるものも多いので、総額としてどれくらいかかるのかを把握しておくことが大切です。
物件によっては敷金・礼金が不要であったり、仲介手数料を無料としていたりするケースもあるので、初期費用を抑える選択肢の1つとして考えておきましょう。入居後の数ヶ月の家賃を無料としているフリーレントの物件なども検討してみると、部屋探しの幅が広がって希望する物件を見つけやすくなります。
二人暮らしに適した部屋の間取り
二人暮らしに適した部屋の間取りとは
一口に家賃10万円の物件といっても、住むエリアによって部屋の広さも異なります。また、共益費や管理費、駐車場代などは家賃とは別に発生するものなので、毎月トータルでいくら支払うのかを考えて物件を選ぶことが大切です。
二人暮らしに適した広さとしては、国土交通省の住生活基本計画によれば、二人暮らしでの最低居住面積水準は30平米。一方、都市居住型の誘導居住面積水準は55平米（※）。つまり狭くても30平米以上必要で理想的な水準は55平米となります。
およそ50平米の広さがあると快適に暮らせるといえそうです。
仮に40平米の場合、畳数に換算すると約24畳で、トイレやバスルームなどを除いた居住スペースで考えれば約16畳となり、間取りとしては1LDKや2DKが多いのが現状です。
50平米の場合、約30畳となるので、居住スペースは約22畳です。間取りは1LDK・2DK・2LDKなど幅広く、好みに合った物件を探しやすいでしょう。
部屋の間取りを考えるときは入居時のことだけでなく、将来的な部分も含めて検討することが重要です。子どもができたときなど、夫婦でよく話し合って決めましょう。
参考：住生活基本計画（全国計画）における誘導居住面積水準及び最低居住面積水準（国土交通省）
毎月の生活費も考えて無理のない新婚生活を送ろう
無理のない新婚生活を送りましょう
まとめますと、以下がポイントになります。
- 二人暮らしで家賃10万円の部屋に住むなら、手取り30万円が1つの目安
- 生活費の面では一人暮らしのときよりも、食費や水道光熱費がかさむ傾向にある
- 努力次第で生活費を抑えることもできるので、夫婦で協力して貯金の目標などを決めていくことが大切
- 部屋を探すときには、初期費用・引越し代・家具家電購入費なども準備しておく必要がある
- 子どもができたときのことなども考えて、将来設計に合わせた間取りを選ぶことも大事
"家賃" - Google ニュース
August 16, 2020 at 10:00PM
https://ift.tt/2FplqF6
【ホームズ】家賃10万円の物件は適切？ 新婚で暮らすときの家賃や生活費の目安 | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S（ライフルホームズ）
"家賃" - Google ニュース
https://ift.tt/2srCuV2
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "【ホームズ】家賃10万円の物件は適切？ 新婚で暮らすときの家賃や生活費の目安 | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S（ライフルホームズ）"
Post a Comment