東京都は木造住宅密集（木密）地域の住民の移転を促す事業を始める。木密地域近隣の都有地を貸し出し、賃貸アパートを建設する事業者を募集する。アパートのうち、最低5戸を近隣の木密地域からの移転者用とすることを事業者の応募条件とする。
都有地を活用し、木密地域の環境改善につなげる（足立区江北の都営住宅跡地）
足立区江北と関原の都営住宅跡地2カ所を50年間の定期借地契約で貸し出す。地代は江北（776平方メートル）の場合で月額11万8000円とするなど低めに設定した。アパートに入居できるのは資金不足や公道に面していないといった理由で自宅を建て替えることが困難な人らが対象となる。
今秋に提案書を受け付け、2021年1月ごろまでに事業者を決定する見通し。都は賃貸物件への転居と自宅の売却が進めば建て替えや土地の集約が進み、火災などの危険性が高い木密地域の環境改善につながるとみている。
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June 15, 2020 at 04:14PM
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東京都、木密地域の住民移転へ都有地にアパート - 日本経済新聞
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